1926年、連邦最初の国道計画の1つとしてシカゴからカリフォルニアのサンタモニカを結ぶ 2448マイルの大陸横断道路 国道66号線 が創設されました。
おそらく、このときからアメリカは変わっていったのではないだろうか、、、。 この広大な土地を自由に移動する手段を手に入れたのです。
1930年代、土壌流失によりオクラホマ近郊の農家が、家裁道具一切と家族を車に載せて、ゴールドラッシュの噂が聞こえてくる西へ向かいます。
やがて、第二次世界大戦が始まり、66号線は各地方の軍事工場からの物資を運ぶための軍事用道路として使用されます。
50年代、ダイナーやモーテルなど沿線商業の発展が進み、若者達はホットロッドを乗り回してガソリンの無駄使いをして楽しんでいました。
60年、70年代、時代にはぐれたヒッピーやイージーライダーたちがこの道を走り抜けたことでしょう、、。
さらに効率の良い道が求められた時、66号線に関わるほとんどすべての人は、目先の繁栄から目をそらすことができなかった、、
1984年インターステート40号線が開通。 そして、小さな町々を結んだ66号線は色あせたゴーストタウンへ、、、
そんな、人びとの思いが染み込んだ この 66号線、、、
さあ! 眩しく光り輝いた「アメリカの面影を探す旅」へ出発です。
スロットマシーン:
ベガス到着! 空港内はすでにカジノです 😱 。 セブンイレブンにもガソリンスタンドもスーパーマーケットでもスロットマシーンがおいてあって、スロットファンには天国のような環境です。 「どうせ当たりっこない 😤!」なんて言わないで、せっかくだから少しは回してみましょう! 数年前にラスベガスのバケーションを終え帰宅時のラスベガス空港で2億円のジャックポットが出たそうです 😨 ! その他、日本人の新婚さんがカジノホテルで $20(2千円)の投資で$700,000.00(約7千万円)を当てました 😱 !! そんな一攫千金を目論むあなたは、機械の上の電光表示板に配当金が表示されているものを選びましょう。 大当たり10億円を超えるマシーンもあります。😍! が ほどほどに 😅、、。
メガ ハーレーディーラー:
アメリカは、なんでも”でかい”と言うけれど、これぞ「メガ」! 巨大な倉庫のような吹抜けの店内には、100台はあろう新型ハーレーが勢揃い! それも、自由にまたがってフィーリングを楽しむことができます。(またがる場合は一応、お店の係員さんへ一言声をかけたほうがよいです 😅)、もちろんブーツ、ジャケットなどの革製品から、ラスベガスハーレーオリジナルのTシャツ、装飾品、愛犬グッズなど、、、ハーレーファンにはたまらないお店です。 おすすめは "Clearance Sale"(在庫処分セール)です。 アメリカ人は体も大きいので売れ筋は L〜XLサイズなのですが、日本人に合う S〜Mサイズが売れ残っている可能性が大! 数が少ないのがなんですが、、お気に入りが見つかれば、すごく得した気分間違いなし! 訪問の際は、クリアランスセールは見逃せません! その他、純正パーツからスクリーミング・イーグルなどカスタムパーツも豊富。 毎年発行されるパーツブックも無料で(さすがハーレーUSA 太っ腹 😭!)もらえます。
映画「バクガッドカフェ」:
ドイツから旅行に来たカップルが道端で大喧嘩。 旦那は奥さんを置いて車で走り去ってしまいます。 残された彼女(ジャスミン)は、大きなブリーフケースを引きずりながら、このデザートを トホトホ歩き出します。 暑く乾いたデザートに輝く奇妙な2つの光に導かれて、辿り着いたのは ”ブレンダ” が経営する寂れたモーテル。 そうして、ストーリーは始まります。 66号線とは何ら関係がないお話ですが、どこか心温まる映画です。 まだの方は是非ご覧ください。
また、映画のテーマソング Jevetta Steele ”アイムコーリング ユー” はあのデザートの風景にマッチして、どこか切ない曲です、この道にぴったりの曲です。
リンク:アイム コーリング ユー
バクガッドカフェ:
カフェの外には、映画でも出てくるトレーラーが熱く乾いた荒野にぽつんと置かれています。映画のテーマソング ”アイムコーリング ユー” が聞こえてきそうです、、、。
アンボイ:
1900年初頭に建てられた学校や教会、モーテルなどが保存されています。 当時66号線の開通により繁栄を極めたアンボイ。 70年代この小さな町には700人あまりの住人がいましたが 40号線開通に伴い、急速に衰退。 現在は、郵便局員、ガソリンスタンドの従業員、そして塩採掘の兄弟2名、合計4名の住民だけとなりました。
サンタフェ鉄道:
66号線と並走しているサンタフェ鉄道、130〜170もの貨物を前後4〜6つのエンジンで引く長蛇の列車は圧巻! 大きく手をふると、気のいい機関士が汽笛を鳴らして応えてくれます。
コロラドリバー:
アリゾナ州とカリフォルニアの州境、コロラド川に架けられた白い橋があります。 ここは映画「イージーライダー」の舞台です。 映画初番で2台のチョッパーがコロラド川にかけられた橋を渡っていくシーンに合わせて ”Born to the Wild” の曲が流れます。 これは1969年の映画ですから、かれこれ50年たっていますが、今もあの映画の風景そのままです。 私達も映画と同じようにこの橋を走り抜けます。
オートマン:
1900年初頭から今まで、西部開拓時代そのままの町、オートマン。 この周りの山々からは金がザックザック! 確か7年くらい前にも4億円の金魂が出たそうです😃! 街の中心には1902年創業のオートマンホテルが立っています。 このホテルはハリウッドムービースター:クラークゲーブルのお気に入りで、キャロルロンバートとのハネムーンでも宿泊しています。また、時々訪れて坑夫相手にカードゲームでギャンブルをしていたとか、、。
このオートマンという町の名前のいわれは、その昔ここに住んでいた、オートマン家がインディアンに襲撃され、娘を残して皆殺し、、、 その娘(オリーブ)は、インディアンの奴隷として働かされたそうです。 そして彼女の顔(口周り)にはインディアンの刺青が施されていたそうです。 その後、白人に救出されたました、、、。
クールスプリングス:
このガスステーションは、マイナー映画「ユニバーサルソルジャー」にも登場します。ダイナマイトで木っ端微塵、、、、。 その後、再建したそうです。 町の名前 ”クール スプリングス” とはなんとも涼しげな名称ですが、夏は48度にもなる灼熱のデザートです、、。その昔、夏の66号線を旅した人々は、この峠を越えるときにオーバーヒートして、ラジエーターから蒸気が吹き出したことでしょう、、、。
キングマン:
その昔蒸気機関車の給水塔として使われていた大きなタンクが、キングマン駅の横に誇らしげに立っています。 毎年春の終わりの週末に ”FUN RUN” というイベントが開催され、沢山のクラシックカー集まります。 そして、オートマン峠やセリグマンの66号線をドライブしている姿を見ると、その時代へタイムスリップしたようです。
ハックベリー:
1875年、ハックベリーは銀鉱山で栄えた町です。 1926年に66号線がこの街に到達すると、モーテル、レストラン、ガソリンスタンドなど様々な商業で賑わいましたが、1984年40号線の開通によりゴーストタウンへと衰退していきました。 道を挟んだ遠くに1917年に建てられた小学校が歴史的建築物として残されています。
セリグマン:
ルート66保存協会の会長さん”エンジェル”おじさんの床屋さんがあります。 エンジェルおじさんは、今年92歳。早朝、自転車で出勤して、すぐに帰宅。 後は、おうちでお休みしたり、事前に予約があれば髭剃りや、ヘアカットをしてくれます。また、店内には66グッズが所狭しと置かれていて、みなさんお買い物に大忙し、、!
スノーキャップ:
1ブロック東の角にあるアイスクリーム屋さん「スノーキャップ」も見逃せません。
1953年に Juan Delgadillo (1916年5月17日〜2004年6月2日)さんが、このレストランを始めるにあたって、あまり資本金がありませんでした。そこで、近くのサンタフェ鉄道からの廃材を手に入れることに、、。 そうしてレストランを建てることができたそうです。 ここの家族は、なんて言ったって「いたずら大好き」😆。 外の看板には「死んだ鳥あります」「ごめんなさい!開店しています」などなど、、、訪問するお客さんへはヘンテコな形のアイスクリームを作ったり、色々ないたずらを仕掛けて、皆で大笑い! 現在は息子さんのジョンが引き継いでいて、そんなユニークないたずらも引き継がれています。
眩しく光り輝いた「アメリカの面影を探す旅」へ!