By Kaori T.
09/08/2002
大陸横断へ旅立つ日。
成田9時集合。 飛行機は11時。
空港に到着した面々はそれぞれ個性がありそう(自分も含めて)。

飛行機の中では皆、なかなか寝つかれない様子だった。通路に出ては最後尾の窓から下界を見下ろす。明日からの旅の行方を考えると「本当にとんでもない舞台の初日の幕が上がったみたいだわ」雲海に続く雲海が果てしなく広がる「明日からはどこまでも続く地平線を追いかけるのね、、」高度1万2千メートルではいたって感傷的になる。窓から見える空はものすごい早さで夜になり北の空にはひしゃく星が手の届く所にあった。

定刻、JFK空港に到着。ゲートを出るとものすごい日射しに迎えられる。サングラスがないと眩しすぎる。 私達は待ち受けていた2台の送迎車に分かれてすぐに宿のほうへ移動。宿は42丁目の最もにぎやかな通りに面していてニューヨークの華やかさが伝わってくる、まったくご機嫌な場所。マンハッタン島に着いてからは夢中でカメラのシャッターを切った。

明日の出発に備えて、基本的な事柄やコース日程などのミーティングがホテルのプールサイドで行われた。リクライニングチェアーに日光浴するトップレスの女性は今回参加している男性陣には、チョット気になるシーンでした。
そして、今日のうちにバイクをピックアップしておく。自分の体形からは色々条件も厳しいので慎重に選ぶ。スタンドの位置やクラッチの硬さ、足うきなどから最終的に新型モデルのFAT BOYに決める。グリップ幅の広いアンダーハンドルだから大脱走のマックイーンみたいだわ! 配備された7台の内4台は風防付き。 私を含む3台は”もろ風”は当然だから風圧による疲れが少し心配だけど、、、、。
「これで行くっきゃないね!」

今回ツーリングガイドとして長旅のサポートにあたってくれるのは統率力のある永田氏と一見シャイに見えてしっかり者の宮田氏です。

ミーティング終了後。 「とりあえずは自由の女神でしょ!」の声に”ウム、ウム”のうなずき。 地下鉄に乗っていざ出動。 女神様に明日からの横断の無事を祈ったのは自分だけかな、、、。そしてウォール街を超えてあの貿易センタービル倒壊現場へ。 今日は9月8日。式典の3日前ともあって、TVレポーター、フリーのキャスターらが大勢取材していた。それより何よりこの場所に来る為に来た人たちが立入り禁止の金網や柵にへばりついて再生されようとしている現場を覗き込む。 自分もその1人。

周辺のビルはまだ生々しく傷跡が残っている。 あの日逃げ惑った人たちと同じ場所に立ち、何を思うか。 もちろん非道行為を憎み鎮魂と平和を祈るだけ。

 
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主催:(株)道祖神